オンライン講義・クラスルーム実習
「場の観察力を身につける」 be a practitioner
ファシリテーション技術の基礎は、
場に起きていることに気づく力(観察力)です。
場に起きていることには、
参加者の発言など誰もが意識しやすく理解しやすいデータ(コンテント)と、
意識し辛い参加者の感情、関係性、言葉以外のコミュニケーション、規範、文化、相互の影響関係などのデータ(プロセス)があります。
特に「プロセス」は、意識的にも無意識的にも、個人をはじめ、グループもしくは組織全体に大きな影響を与えています。
例えば、
誰でも自由に発言できる民主的な関係
楽しく仕事できる雰囲気
全員が積極的に取り組む高いモチベーション
満足度の高く、必ず実行に繋がる合意形成
チャレンジを促し、失敗を許容できる文化
経験を次に活かせる学習する組織
常に新しい実践を試すチーム
と言った状況は、分かりやすい理論、説得、指示、指導、コントロールで作ることは出来ません。また他のグループで上手くいった方法をそのままコピーして適応させることも出来ません。皆さんががその場に起きている「プロセス」に気づき、その場の人やグループに適切に働きかけて、徐々に創られていくものなのです。
しかしながら、「プロセス」に気づける観察力は簡単に身につきません。対話の学校のファシリテーショントレーニングではラボラトリー・メソッドの体験学習を用い、じっくりと時間をかけて学びます。
プロセスに気づくようになると、たくさんのものが見えてきます。
選択肢が増えて、よりよい意思決定と行動につながります。
今まで一つしか解決策がないと思っていた出来事が、新たな可能性に目を向けられる
ようになり、よりその場に適した働きかけが出来るようになります。
場に起きている様々なことに気づけるよう、ファシリテーション技術の基礎として、
「観察力」を身につけるトレーニングから始めてみましょう。
(ファシリテーションの具体的な働きかけ方については、「実践トレーニング」で
取り扱います。)
グループの成長を体験する
ラボラトリー・メソッドの体験学習を使いながら学ぶことで、
グループの関係性やコミュニケーションの質に変化が起こります。
6回の講座を通じ、この変化についても体験から学びます。
この学びは皆さん実現したいグループ作りや関係作りに大いに役立ちます。
基礎トレーニングのねらい
- 「その場で起きていること」に気づけるようになろう
- 「その場で起きていること」を読み解けるようになろう
- 「その場で起きていること」を共有できるようになろう
- 他者、関係、グループに与えている自分の影響を意識出来るようになろう
- 視野を広げ見方を変え、行動を変えるきっかけをつくろう
- グループの成長を体感しよう
- 日常的に体験学習サイクルを回せるようになろう
基礎トレーニングで学ぶこと
- 場の観察力(気づく):「その場で起きていること」に気づけるようになろう
- コンテントとプロセスに気づく
- 場の分析力(考える):「その場で起きていること」を読み解けるようになろう
- なぜそれが起きているのか
- 起きていることによりどんな影響があるのか
- どのようにそれに気づいたか
- 内省力:
- 自分の中に起きていることを感じ取れる
- フィードバック力:
- 他者の感じたこと、考えたことを受け取る
- 自分の感じたこと、考えたことを言葉にして渡してみる
受講者の感想
「今までの自分の物事の捉え方のクセが分かった」
「自分の現場の問題点が明らかになった」
「何故、組織で問題が起きているかが体験から学べた」
「今まで苦手だと感じていた人とスムーズなコミュニケーションが取れるようになった」
基礎トレーニング概要
開催日時
第20期 スケジュール:(全9回 28時間)
第1回 8月21日(日) 13:00-17:00 クラスルーム実習
第2回 8月24日(水) 20:00-22:00 オンライン講義
第3回 8月28日(日) 13:00-17:00 クラスルーム実習
第4回 8月31日(水) 20:00-22:00 オンライン講義
第5回 9月 4日(日) 13:00-17:00 クラスルーム実習
第6回 9月 7日(水) 20:00-22:00 オンライン講義
第7回 9月11日(日) 13:00-17:00 クラスルーム実習
第8回 9月14日(水) 20:00-22:00 オンライン講義
第9回 9月21日(水) 20:00-22:00 オンライン講義
オンライン講義は録画いたします。オンライン講義を欠席された場合は後日視聴することで学習可能です。
クラスルーム実習会場:日比谷線 築地駅徒歩3分・有楽町線 新富町徒歩5分 大江戸線・築地市場徒歩10分
※お申し込み頂いた方へ、詳しい会場の場所をご案内いたします。